魔除けの色

古来より日本では、赤は「魔除けの色」「呪術の色」と言われている。

神社に赤い鳥居が多いのは、中国からの風習で、赤でも朱色には、

厄除けや疫病除けの意味がある。

その朱色の原料には、古代から辰砂が使われていて、水銀の原料でもあり、

木材の防腐剤としての効果もあるとされている。

辰砂は、血と同じ色であることから、古代より、呪術や魔除けとして使われてきた歴史がある。

古墳の内側の塗料や、壁画にも使用されている。

旧石器時代の壁画が残存する、アルタミラの洞窟にも、赤がたくさん使われている。

しかしこの洞窟の赤は、死への恐怖と生への渇望が感じられる。