コレラの病原体

コレラ毒素を産生するコレラ菌によって発症する。
コレラ菌のffなどでO1型の大部分とO139型のごく一部、その他コレラ毒素遺伝子を持つ物がこれに相当する。
コレラ菌は、コンマ状の形態の桿菌で、鞭毛により活発に運動する。
従来、アジア型とエルトール型が知られていたが、1992年に新たな菌であるO139が発見された。
強い感染力があり、特にアジア型は高い死亡率を示し、ペストに匹敵する危険な感染症であるが、ペストと異なり、自然界ではヒト以外に感染しない。
流行時以外にコレラ菌がどこで生存しているかについては諸説あり、海水中、人体に不顕性感染の形で存在する、あるいは甲殻類への寄生が考えられる。